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侵入窃盗の認知件数は、令和4年まで減少してきましたが
令和5年は4万4,228件で前年比+20.9%と増加しています。
一日当たり約48件発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っています。
侵入者は下見を行うケースが多いといわれているため
知らないうちに空き巣・泥棒のターゲットにされていることも。
空き巣被害に遭ったことがない方でも明日は我が身かもしれません。
空き巣や泥棒に入られない為にも、しっかりと防犯対策をとりましょう。
空き巣・泥棒が好む住宅の条件
1.チラシの溜め込み
郵便物やチラシがポストに溜まっている家は、長期間の不在を示唆し、泥棒にとって
侵入のターゲットとなりやすいです。
また、庭の木、落ち葉などの手入れもしていないと防犯意識の低さをアピールし、
死角を作ってしまうため空き巣に好まれる家に。
2.合鍵を玄関周辺に隠している
子どものためにスペアキーを玄関周辺やキーボックスで管理しているご自宅も多く存在すると思いますが、万一帰宅の時に空き巣から見られていたら合鍵の隠し場所が把握されてしまします。
3.人通りが少ないく人目につきにくい家
近くに家がなく、人通りもほとんどない場所に建っていれば、
ガラスを割るような大きな音がしても気づかれません。
空き巣・泥棒に狙われないための対策
1.補助錠を取り付ける
補助錠は、鍵を2つ取り付けることで出入口のセキュリティを強化し、防犯対策の基本となるアイテムです。複数の鍵を使用することで、外部からの解錠が困難になり、被害リスクを軽減します。警察庁でも空き巣対策として推奨されており、比較的容易に入手可能です。
また、補助錠には玄関用と窓用があり、両方に取り付けることで侵入にかかる時間を
増やすことができます。
特に窓は狙われやすいため、重点的に取り付けることが推奨されます。
最近の悪質な侵入手口に対抗するためにも、適切な対策を講じることが重要です。
2.防犯性能の高い建物部品(CP部品)に交換
◎防犯ガラスに交換することで、破壊に要する時間が増加し、侵入を困難にします。
これにより、セキュリティが大幅に向上します。
さらに、強度の高い◎シャッターや◎面格子、◎センサーライトや◎防犯砂利を
取り付けることで、さらなる防犯効果が期待できます。
これらの対策により、安心して生活できる環境を提供します。
◎防犯ガラス
防犯ガラスは防犯対策だけではなく、熱や冷気を取り込みにくく
逃が しにくい特徴があるので、快適な住まいかつ、省エネにも繋がります。
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◎シャッター
シャッターは設置してあるだけで、視覚的な防犯効果が期待できます。
基本的に、空き巣は侵入前に下見を行い、侵入が難しい住宅を避ける傾向があります。
侵入にかかる時間が長くなると、見つかるリスクが増加すからです。
空き巣は窓ガラスを破って侵入経路を作りますが、シャッターがあることで侵入が難しい
と判断し、諦めることが多くなります。
窓一枚を破るだけで入れる家と、窓とシャッターの両方を破壊しなければならない家では、前者を選ぶことが一般的です。
◎面格子
面格子は簡単に取り外せるものではなく、たとえ窓が開いていたり、破られたとしても
侵入が容易ではありません。
空き巣は時間をかけることを嫌うため、面格子があることで窓からの侵入に手間がかかると認識し、犯行を断念する可能性が高まります。
◎センサーライト
センサーライトが点灯することで、住民や近隣の人々、通行人に対して人の存在を
知らせることが可能です。
これにより、不審者や侵入者の存在を認識する手助けとなり、
早期の避難や通報に寄与します。
また、ライトが侵入者を感知し、その存在を明るく照らすことで
侵入者は「見つかるかもしれない、通報されるかもしれない」という不安を抱くことになります。このようにして、犯罪行為を未然に防ぐ効果が期待されます。
◎防犯砂利
防犯砂利は、踏んだ時に70dB(デシベル)以上の音を出すように作られています。
通常、人が生活音として快適に感じるのは、40dB~50dB程度です。
60dB以上になると、明らかにうるさいと感じるようになります。
70dBとは・・・
高速走行中の自動車内、騒々しい街頭、セミの鳴き声、やかんの沸騰音など。
セミの鳴き声が近くで聞こえるほどの音量であるため、
その音の大きさは相当なものであると推測されます。
誰かが踏んだ際に音が発生すれば、高い確率で気づくことができ、
場合によっては眠っている人も目を覚ますでしょう。
さらに、砂利が敷かれているだけで、侵入をためらう要因となることもあります。
空き巣被害を防ぐために、防犯対策は徹底的に実施
空き巣が狙う家には、周囲の視界が悪いことや、長期間留守にしていることが明らかであるなどの特徴が見受けられます。
住宅の安全性を再評価し、適切な防犯対策を講じることが重要です。
窓やドアにはワンドア・ツーロックを施し、建物周辺には死角を作らないよう配慮し、
必要に応じて防犯カメラやセンサーなどの防犯機器を設置することをお勧めします。
大切な財産や住まいを守るためには、日常的な防犯対策の積み重ねが不可欠です。
防犯対策の一環として、ALSOKなどのホームセキュリティの導入もぜひご検討ください。
|リンク
・ALSOK
・警察庁 住まいる防犯110番
・警察庁 生活安全局
株式会社令和コーポレーション
044-872-8539
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